TECHNOLOGY

モノづくり

基本的な考え方

すべての事業カテゴリ、展開地域に対する、製品・サービスの開発は、
基幹事業である医療事業での「モノづくり(機能・品質)」を基準として行っています。

Compression・Precise Fit 圧迫とフィット性 目的に応じた適性条件を追求する

コンプレッションタイツなどの普及により「着圧」という言葉が一般的になりましたが、私たちが扱うサポーター、サポートアイテムにも機能としての「着圧=衣服などを身に着けることによる圧迫」が用いられています。

人は不安定に感じる関節部を適度に圧迫することで「安定感・安心感」を得ることができます。
また損傷により傷めた靱帯や腱にかかる、運動時のストレスを軽減する際にも、圧迫による緩やかな制御が重要です。
また血流やリンパなどの体液循環をコントロールする際にも、適性な条件での圧迫が用いられます。

こうした圧迫には目的に応じた適正な条件があります。また特に医療機関で用いるためには神経や血流に対する安全性の観点でも、適切に設計され安定して生産された、高い品質の製品が求められます。

Comfort・Safety 快適性・安全性 サポート機能を発揮させるための
必須条件

サポーター・サポートアイテムは使用者が長時間身に着け続けるものがほとんどです。着けていて不快であれば、使用者は着用を止めてしまうでしょう。また製品機能を発揮させるための機構やパーツが適切なポジションに位置していなければ、その機能を果たすことはできません。

複雑な人体の表面形状だけでなく、解剖学に基づく筋の配置や血管・神経の走行、骨の隆起、さらには動きの中での形状変化も考慮した設計が、私たちには求められます。
立体形状に対応したパターン設計や、パート毎に適した素材の配置。皮膚や神経への刺激を回避するための工夫など、開発段階で「フィット性」の追求に費やされる時間は膨大です。

Stabilize・Fix・Induce 支持・固定・誘導 人体の動きをコントロールする

治癒の弊害となる動きを制御する、特定の動きのみを制御して活動性を損わない、望ましい方向に動きを誘導するなど、私たちの開発する製品にはこうした機能が求められます。これらを設計と機構、素材と加工方法で具現化し、実際に機能を実現できているかを検証する。この限りない繰り返しによって私たちの「製品」は誕生します。

Effectiveness・Quantification 効果性の測定・数値化 目に見えない作用を測る

物理的刺激による作用は目に見えないものも多く存在します。

目的とした条件での出力が得られているか、生体に対してどの程度の影響を与えているかを知ることで初めて、効果性・安全性を担保するノウハウが積み上げられます。

Evaluation 検証 機能性の検証

製品の機能に対するエビデンスへの要求は、医療現場に限らず高まっています。

製品が有する機能を正しく評価・把握し、それを偽りなく説明できることが私たちの誇りでもあります。