2022年国民生活基礎調査によると、日本では介護が必要になったきっかけとして「骨折・転倒」が13.9%と3番目に多くなっています(*1)。また、骨粗鬆症により、さらに骨が折れる可能性が高まり、1か所が骨折するとそれ以外の場所も連続して折れてしまう「ドミノ骨折」という症状も潜んでいます。
10月20日の世界骨粗鬆症デーを前に、国民の「骨粗鬆症」や「ドミノ骨折」の認識を明らかにするとともに、健康寿命と平均寿命の間にギャップを生む背景意識の実態調査を、全国47都道府県の各地域に居住する10代~60代の男女、合計1200名を対象に実施しましたので、結果をお知らせいたします。
*1 厚生労働省 「2022(令和4)年 国民生活基礎調査」の概況 統計表 p.36
骨粗鬆症やその二次骨折である「ドミノ骨折」の予防には、その認知を広げ、リスクへの正しい理解を促すことで自身の健康について考えていただき、定期的な骨密度検査を実施していくことが大切です。
実際に国内では健康増進法という法律のもと骨粗鬆症検診が行われていますが、骨粗鬆症検診の対象者の受診率は5.3%と低い(*2)状況です。また、従来の超音波骨密度測定装置はおよそ10kgと重く本体も大きいため、骨密度測定を受けるためには、「受診者が、装置が設置されている病院に行く」必要がありました。
骨粗鬆症検診や骨密度測定の受診率を向上のためには、検診・測定の受診に対するハードルを下げ、骨密度検診を身近なものにすることが重要になります。そのため、当社は2024年6月に、小型・軽量で容易に持ち運びができるLIAQUSポータブルを発売いたしました。
当社はLIAQUSポータブルを通して上記の受診率の向上に貢献し、運動器に関わる医療機器メーカーとして課題解決にむけた取り組みを加速させてまいります。
*2 公益財団法人 骨粗鬆症財団「検診者数 及び 各都道府県の検診受診率」2021年
調査名:骨粗鬆症およびドミノ骨折に関する意識と実態調査(2024年)
調査対象:10代~60代の男女各100名、合計1,200名
調査方法:インターネット調査(楽天インサイトへの調査委託)
調査期間:2024年8月27日~30日
※その他詳細なデータについては、日本シグマックス株式会社経営企画室にお問い合わせください。
※本調査を引用する場合は「2024年日本シグマックス調べ」もしくは「日本シグマックス株式会社『骨粗鬆症およびドミノ骨折に関する意識と実態調査(2024年)』」と記載ください。