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調査結果のご報告 製造業の工場勤務者を対象にした「腰痛の発生状況とその対策に関する実態調査」

腰痛は「4日以上の休業を要する職業疾病」の約6割を占める労働災害です。
当社は今回、製造業の工場勤務者を対象に、腰痛の発生状況とその対策に関する実態調査を実施いたしました。

【調査サマリー】

 

■調査概要

・調査期間:2024年8月30日(金)~9月5日(木)
・調査対象:全国の25~69歳 男女計3,008名
・調査方法:インターネット調査
・調査機関:株式会社まーけっち

 

■調査結果(一部抜粋)

1.製造業を中心に働く1922名のうち482名が、工場勤務が起因で腰痛となり就労への影響があった。「就労したが痛みによって大変だった」と回答したのは57.9%と最も多く、次いで「1日以上4日未満の休みの取得(26.1%)」、「出勤を遅らせたまたは早退(14.1%)」が多く回答されていた。

 製造業を中心に働く1922名のうち、870名が腰痛を経験したと回答。そのうち、「工場勤務が腰痛の原因だと思う」と回答したのは71%(618名)でした。

 また、618名のうち482名が就労への影響があったとし、「就労したが痛みによって大変だった」と回答したのは57.9%と最も多く、次いで「1日以上4日未満の休みの取得(26.1%)」、「出勤を遅らせたまたは早退(14.1%)」が回答されていました。

 製造業においては、専門的な技術を要する業務や決められた製造工程があります。そのため、担当やシフト・部署の変更は容易にはできないことが推測され、痛みを抱えながら業務を遂行するケースが多いことが考えられます。

2.製造業での業務・作業のうち、腰痛の原因だと感じたものは、「重量物の持ち運び・積み下ろし(72.4%)」が最も多く挙げられた。また、業務・作業別に実施している腰痛対策はどの業務も同傾向であり、「市販のシップ薬・テープ剤・塗り薬の使用」が最も実施率が高かった。

 製造業で働く人が腰痛の原因と考える業務・作業として、「重量物の持ち運び・積み下ろし(72.4%)」が最も多く挙げられました。また「身体に負担のかかる姿勢、無理な姿勢での作業(67.6%)」、「同じ動作を繰り返す作業(50.6%)」への回答率も高かったです。

また、腰痛の原因と考える業務・作業別に実施している腰痛対策を分析したところ、同じ対策傾向が見られ、実施率の高い対策としては「市販のシップ薬・テープ剤・塗り薬の使用」が挙げられました。

 製造業における腰痛の1番の原因として挙げられた「重量物の持ち運び・積み下ろし」における、腰痛対策ごとの効果について聞いたところ、「整形外科などの医療機関の受診(12.3%)」によって腰痛が完治したという回答が最も多かったです。

 医療機関の受診によって腰痛が完治したと感じられている一方で、市販のシップ薬等の使用のほうが実施率が高い理由として、ドラッグストア等で手軽に購入し腰痛対策できること、業務スケジュールの兼ね合いで診察時間内に医療機関を受診できないことが考えられます。

 

調査リリースの詳細はこちら(PDF)から