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装具パーツ「体幹装具SF用パーツ」を開発・発売

思春期特発性側弯症治療において脊柱の側方への弯曲を制限する際、長時間、継続的に装着いただけるよう、衣服の下に装着しても目立ちにくいデザインと装着時の快適性にこだわった装具パーツ「体幹装具SF用パーツ」を開発いたしました。

▲新たに開発した体幹装具SF用パーツ(製品装着の画像は各パーツを組み合わせたイメージ)

■「体幹装具SF用パーツ」開発の背景
 現在、脊柱側弯症における治療としては、脊柱の側弯の進行度合いによって3つの段階があります。
 初期は整形外科による定期的な経過観察を行い、脊柱の側弯が進んだ際は進行防止のための装具療法、さらに進行した場合は手術療法が適応となります。
 装具療法は、装具の装着時間が長ければ長いほど治療成功率が高まるため※1、入浴時以外は常に装着する必要があり、脊柱の側弯の進行がおさまる、骨成熟の時期まで装具装着の指示が出されるケースが多くあります。
 その際、装具の装着が継続できず、治療を途中でやめてしまうといった治療コンプライアンスが低下してしまう課題があります。
 装具を長時間・継続して装着することができれば、側弯症の進行を抑制し手術を回避できる症例であっても、装具療法をやめてしまうことで、側弯症の進行を止められず、手術を余儀なくされる患者様がいるのが現状です。

■「体幹装具SF用パーツ」を組み合わせた新たな装具によって可能な課題解決
 思春期の女児であっても学校に装具を装着していくことができるほどの目立たなさ、体育の時間等必要に応じて自分でつけ外しが可能であること、側弯症の進行を抑制できること、これらの要素を満たすことのできる装具が必要であり、2016年12月より福島県立医科大学会津医療センター整形外科・脊椎外科学講座の白土修主任教授や株式会社東北補装具製作所様と共同で、矯正効果と高いコンプライアンスを両立した側弯症装具の臨床研究を進めてまいりました。
 そして、この度、新たな体幹装具用パーツ「体幹装具SF用パーツ」を発売する運びとなりました。
 
詳細はプレスリリースをご参照ください。
 プレスリリース(PDF)