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ニュースリリース

“膝前十字靱帯(ACL)損傷”の リスクを減らす着地姿勢をサポートする機能的着圧ウェア「Neomotion(ネオモーション) ACL」を発売しました

日本シグマックス株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:鈴木廣三)は、膝サポート用スパッツ「Neomotion(ネオモーション)ACL」を発売いたしました。


【本件のポイント】
・アスリートの選手生命に影響を及ぼしかねない膝前十字靱帯(ACL)損傷は、再建手術後も再発の危険性がある。
・受傷メカニズムの研究が進み、安全な着地動作の獲得を目的とした予防トレーニングが各地で行われている。
・Neomotion ACLは、リスクの少ない理想的な着地動作に誘導するラインをコンプレッションウェアに施し、新たな動きの獲得をサポートする。

【本件の概要】
膝前十字靱帯(ACL)は、スポーツ活動において、ジャンプ、着地、ピボット(ひねり)などの動作でその制動性が発揮され、特に膝をひねる動きの際に関節を安定させる器官です。ACL損傷はコンタクトスポーツ以外に、ジャンプ着地時や膝のピボット強制時にも発生し、スポーツ障害のなかでも重症度が高く、選手生命を左右することがあります。断裂の場合、再建手術、リハビリテーションを経ても、競技復帰まで半年以上を要することが多く、多くのアスリートが悩まされている怪我の一つです。

ACL損傷に対する再建手術を受けた患者は、一定の割合で再発するとされています。近年、受傷メカニズムの研究が進み、着地動作でのACL損傷の予防のためには、膝関節だけでなく、足部、股関節、体幹の動きを改善する必要性が示されています。これらの研究報告を受け、近年では国内でも、”安全な着地動作の獲得”を目的とした予防トレーニングが各地で行われており、ACL損傷を起こさないための取り組みに注目が集まっています。

Neomotion ACLは、ACL損傷リスクの少ない新たな動きの獲得をサポートするために、理想的な着地動作へ誘導するようコンプレッションウェアに伸縮性の異なるラインを施しました。下肢全体を覆うスパッツ形状に、下腿から骨盤/股下に至る独自の2種類のラインにより、損傷側だけでなく健常側にも働きかけ、安定した姿勢への誘導を行います。

ACL損傷後や再建手術後には、装具やテーピングを使用することが一般的ですが、規定により試合中に装具が使用できない競技があったり、テーピングは運動により緩みや剥がれ、皮膚のトラブルなどが生じます。Neomotion ACLでは装具とテーピングの課題を同時に解決するために、スパッツとテーピングを組み合わせた商品を目指しました。装着により安全な着地動作を誘導することができれば、ACL再建術後の方だけでなく、リスクの高い人に対してACL損傷の発生リスクを軽減するアイテムとしても貢献できると考えています。

【製品情報、販売に関して】
・Neomotion ACLは一般販売を行っておりません。購入を検討される際は医療機関へお問い合わせください。
・専用ウェブサイト(医療従事者向け情報) http://www.neo-motion.jp/

医療機関での使用例、製品特長などを含むプレスリリース(PDF)はこちら