膝の痛みに対するケアと治療
膝の痛みに対する家庭でのケア
慢性的な痛みがあるときは温める、熱を持っているときは冷やすのが効果的。
膝を冷えから守る
慢性的な痛みには、膝を温めるのが基本。夏のクーラーや扇風機には注意が必要です。膝掛けなどを用いて膝を冷やさないようにしましょう。
また、冬場には保温効果の高い衣類を着用するようにしましょう。入浴による温熱療法も効果があります。
膝が熱を持っているときは冷やす。
運動後などで膝が炎症を起こし、熱を持っている場合は、まず膝を冷やします。
冷やす時間は15分くらいを目安にしましょう。
杖や歩行器・サポーターを活用する
膝が痛むと、痛む方の足をかばって歩くため、体が傾いて反対側の足やその他の体の部位にも悪影響が出てしまいます。杖や歩行器は「第3の足」として、安定した歩行を可能にします。また、サポーターは膝への負担をやわらげ、膝の動きをスムーズにします。
※ 詳しくは専門医にご相談ください。
膝の痛みに対する治療
膝の痛みに対して「年だから」とあきらめてしまったり、「動くと痛いからじっとしてよう」と動かずにいたりすると、関節の機能が衰え、より症状を悪化させる恐れがあります。痛みが和らいでこない場合は、なるべく早く医師の診断を受けることが大切です。
なお、病院・医療では、症状や原因によって、様々な専門的治療が行われます。
薬物療法
痛みをやわらげる目的です。外用薬(シップや塗り薬)、座薬などがあります。
温熱療法/冷却療法
温めて患部の痛みをやわらげる温熱療法、患部を冷やして炎症を抑える冷却療法があります。
運動療法
膝を動かすことで筋力をきたえ、膝の可動域(動く範囲)を広げて、関節の機能を回復させる目的で行います。
装具療法
金属製やプラスチック製の装具、膝の保温や安定など目的に応じたサポーター、足の変形を補正する足底板などにより、膝にかかる負担を軽減します。
生活指導
肥満解消のための栄養指導を行ったり、生活上の注意点を伝えたりします。
手術療法
保存療法にて症状が改善しない場合、手術を行います。骨切り術、人工関節置換術、靭帯再建術、半月板除去術などがあります。
技術の向上により、最近では関節鏡視下手術など、負担が小さな術式が増えつつあります。






